パソコンも経費にできるか？
パソコンも経費となる可能性がありますが、
１０万円を超える場合、買った年に１度に全額経費とできません。
通常パソコンは、１年以上使うものと考えられておりますので、
何年かに分割して経費に計上していきます。
パソコンは、４年で使用を開始した月から月割で経費計上していきます。
さらにパソコンは、ＦＸ取引以外にも使用すると思いますので、
合理的な使用割合により、購入価額を按分する必要もあります。
ただし、パソコンを廃棄した場合には、捨てた年に経費となっていない金額が経費となります。
（１０万円未満であれば、使用を開始した年に使用割合分が、全額経費となります。）
例
・２０万円のパソコンを、１０月に購入して使用開始
・１日に平均して１時間のＦＸ取引を行う
１年目
２０万円 ÷ ４年 × ３ヵ月 ／ １２ヵ月 ＝ 12,500円
12,500円 × 1時間／２４時間 ＝ 521円 ← 経費となる金額（使用割合分）
２年目 ２０万円 ÷ ４年 × １２ヵ月 ／ １２ヵ月 ＝ 50,000円 50,000円 × １時間／２４時間 ＝ 2,084円 ← 経費となる金額（使用割合分）
３年目に廃棄
200,000円 × １時間 ／ ２４時間 ← 経費となる金額（使用割合分）
－ 521円 ← １年目に経費となった金額
－ 2,084円 ← ２年目に経費となった金額
＝ 5,728円
例：１０万円未満の場合
・９万円のパソコンを購入
・１日に平均して１時間のＦＸ取引を行う
使用開始した年に必要経費となる金額 3,750円
90,000 × １時間 ／ ２４時間 ＝ 3,750円
（１０万円以上２０万円未満のものについては、３年で償却が可能ですが、
一定の手続きが必要となり、若干取扱いが異なります。）
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