店頭FX と くりっく365 どっちがお得?
主婦のケース
店頭FXとくりっく365 のどちらが良いかについてお話します。
まず今回は、主婦の場合です。
主婦の場合ですと、夫の扶養に入るべきか、
扶養から抜けても、FXで利益を出した方が良いか検討する必要があります。
かなりの利益を出せるのであれば、扶養から抜けても
FXで利益を出した方が良いでしょう。
扶養に入ると決めて取引を行う場合は、
年間38万円までしか所得を出すことができません。
さらにパート収入もある場合には、
パートの収入金額から65万円を引いた金額(給与所得) と FXの所得の合計を
38万円以下に抑える必要があります。
(⇒詳しくは、配偶者控除の記事へ)
扶養に入ると決めた場合は、
所得金額が38万円以下にしなければならないので、
店頭FXでもくりっく365でも所得税はかかりません。
ただし、店頭FXでは、マイナスとなった場合に
翌年以後にマイナスを繰り越すことができません。
くりっく365なら、翌年以後にマイナスを繰り越すことができますが、
扶養に入れるかどうかの判定は、繰越控除前の金額で判定するため、
マイナスを翌年に繰り越したとしても、翌年も扶養に入りたい場合は、
翌年の利益を38万円に抑える必要があります。
例:
くりっく365の所得
1年目 -30万円 2年目 60万円 の場合
1年目は扶養に入れて、マイナスは翌年に繰り越せる。
2年目の所得は、60万円から30万円をマイナスした30万円となるが、
扶養に入れるかどうかの判定は60万円で行うため、
60万円 > 38万円 となり、
扶養に入ることはできない。
扶養に入る場合は、
38万円の所得となった時点で、その年については、
FXの取引をやめる必要があります。
こういったことを考えると、
他に雑所得(年金や為替差益、為替差損、本業でない講演料、原稿料等)
があるのであれば、店頭FXの損益と相殺できるので、店頭FX
で取引しましょう。
他に日経225や商品先物取引を行っているのであれば、
これらと相殺できるくりっく365で取引をしましょう。
特に収入がないのであれば、マイナスを繰り越せる分、若干くりっく365が有利です。
何より、扶養に入りたい場合は、店頭FX か くりっく365 のどちらかよりも、
年間で38万円までしか利益を出せないので、
なるべく
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